先日発表された消費者物価指数は生鮮食品を除くで4.0%上昇。内訳見ると電気代は21.3%上昇しました!
電気は生活に欠かすことができないので、電気代の上昇には家計への負担が大きいですよね。
皆さんは電気代の請求見たとき、どのように感じますか?
「燃料費上がっているから仕方ないよねー」ってなっていませんか?
WATAPONO はそうでした。
しかし、下記を見てみて下さい
こちらは、ある月に我が家が422kw電力を使用した場合の2社の料金比較です。
なんと、4,601円も差が出ています。ちなみにA社がWATAPONO が実際に払った金額です。
4,600円あれば家族で外でランチくらい食べられますね。そう考えると悔しいですね。
年間ベースだと55,200円。家族でディズニーランドに行けますね!
ほっといたらと思うと、ぞっとします。。
ちなみに、A社がLooopでんき、B社が現在乗り換えているCDエナジーダイレクトという電力会社です。
ここでは、Looop電気を高いと批判したいわけではありません。
実際、Looop電気は過去に割安だったので、WATAPONO は切り替えました。
しかし、大きく環境が変わる中、電力会社も生き残るために色々と料金制度を変更しています。
この辺りの制度を全て把握することは容易ではありませんが、基本的な仕組みだけでも理解するだけで、
節約できる可能性があります。
今回の記事は皆さんの家計のご負担を下げるヒントになればと思い、電気代について述べてみたいと思います。
この記事はこんな人におすすめ!
- 電気代を少しでも安くしたい
- 電気代の基本的な仕組みを知りたい方
結論(電力会社比較検討時に見るべきところ)
- 見るべきは電力量料金部分。特に電気をそれなりに使うファミリー世帯は月額基本料は無視して良い。
- 電気代は電力量料金(①電力量料金+②燃料費調整額)の確認が重要。
検討している電力会社の②の燃料調整分の仕組みがどうなっているかを確認したうえで、
①を比較してから、ご自身の家庭にあった料金プランを選択することをおすすめします。
電気代の基本的な仕組みを知ろう。
まずは、電気代がどのように構成されているのか基本的な仕組みを知りましょう。
電気代は基本的には下記3要素で成り立っています。
それぞれの概要はこちら。
次に、各要素がどのくらい電気代に占めているかを見てみましょう。
ここが重要ポイントの一つ目です。
こちらをみてわかるように、圧倒的に②電力量料金が電気代に占める割合が大きいです。
そして、ここが各社特色を出しているところになります。
これが結論部分で電力量料金をまず見ましょうとお勧めした理由です。
次からはWATAPONO が電力会社乗り換えにあたり、実際に検討した会社を見ながら、各要素についてもう少し詳しくみていきます。
<前提条件>
- 今回は50A契約、400kw/月を超える電力消費量のベースで検討しています。
- 関東圏(東京電力エリア)で算出しています。→関東以外の人も、基本的な考え方を理解することが大切!
- 候補に挙げた会社はYOUTUBEなどでファミリー向けでおすすめとしてよく挙がっていた会社になります。
もし、候補に入れた方が良いという会社あればご連絡頂けると幸いです。
①基本料金
先述したように、電気料を使わなくてもかかってくるところです。
各社の比較はこちら。
Looopでんき以外はほぼ横並びですね。そんな中、Looopでんきの0円が輝いていますね!
基本料金0円を大々的に宣伝している会社が多いので、0円のところに惹かれやすいです。
しかし、先述したように400kwくらい使うご家庭ではこの要素は1割にも満たないです。
基本料金を重視するべき方は、電気契約は一応しているが、殆ど家におらず、電気を使わない家庭向けかと思います。
普通に電気を使う、特にファミリーは、基本料金だけでの判断は絶対にしないでください!
②電力量料金(ここが一番重要)
電力量料金は、1)電力量料金と2)燃料費調整額で構成されています。
1)電力量料金
まずは、1)電力量料金比較を見ていきましょう。
ここではENEOSでんきがお得ですね。
しかし、ここは少し注意が必要です。実はそれぞれの家庭の電力消費量によって順位が変動する可能性あります。
各社の料金表をもう少し詳しく見てみましょう。
<追記>ENEOSでんきは2年契約の料金を使用しています。
使用量によって単価が変わってきます。例えば、120kwまでしか使わない場合は、単価19.87円のauでんきが一番お得になります。
ここはご自身の家庭のケースで計算してみてください。
2)燃料費調整額
次は燃料費調整額です。基本的には単価×電気消費量で計算されます。
しかし、この単価は燃料費(電力会社にとっての費用)によって、毎月変動します!
では、我が家のある月の各社比較を見てみましょう。
Looopでんき、ずば抜けて高いですね!
はい、ここが冒頭のLooopでんきとCDエナジーダイレクトで大きく差が出た理由になります。
なお、auでんき、ENEOSでんきが他よりも安くなっていますが、この2社も燃料費上限撤廃を実施したため、
23年2月の単価はLooopでんき以外は同じ価格になっています。
恐らく大手の会社は大元の電力会社(東京電力など)と同条件としているため、このような現象になっているのだと思います。
一方、Looopでんきのような新興電力会社は独自にここの単価を取り決めています。
Looopでんきはユニークで、30分毎の燃料市場に連動して単価に反映させるというサービスになっています。
つまり、大きく燃料市場が下がるとタイムリーにその恩恵を受けることができます。
もちろん、逆も然りで、燃料市場が上がればすぐにその影響を受けてしまいます。
(上記は影響を非常に受けやすかったタイミングだったと思われます。)
市場動向に敏感で、市場が安値に動くなど予測が立てられる方にとってはメリットを最大限享受できるのかもしれません。
(もちろん、WAtaponoにはこのような能力、才能はありません。。)
※注意:この部分は各社条件が昨年だけでかなり変更が起きました。
少なくとも自分が契約している会社の変更には敏感になり、必要に応じて見直しが必要です。
③再エネ発電促進賦課金
こちらは各社一律ですので、電力会社比較においては気にしなくてよいと思います。
念のため、計算方法はこちらです。
単価 × 電力量
*最近の単価は3.45/kwhです
④その他特典・解約条件など
各社ポイントプランや解約料など様々な条件があります。主な内容はこちらです。
※ここに書ききれなかったキャンペーンもありますので、ご自身でご確認お願いします!
入会キャンペーンなどを実施している会社もあります。(ただし、解約料にはご注意ください)
電力会社の選び方
これまでの①~④を総合すると下記になります。
これをもとにWATAPONOの電力会社の選び方はこちらになります。
ポイント
- ②燃料費調整額の比較 →我が家は安定を求めたいのでLooop電気以外
- 電力量比較
→Looop以外は大きな差はありませんが、各社特色があるので、ご家庭にあった電力会社を選べばよいと思います。 - ④その他特典・解約条件を参考に
ENEOSでんきは絶対額では非常に魅力的でしたが解約時に制約があるので避けました。
(WATAPONOは変化に応じて電力会社を変更したい)
auでんきはau経済圏でポンタポイントが貯まるau電気も魅力的ですが、ポイント改悪の可能性もあるので月々のPureなキャッシュアウトが安いCDエナジーダイレクトを我が家は選びました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
電力会社の料金プランは色々あるので見直しが面倒と思う気持ちはわかります。
しかし、基本的な部分を抑えるだけで家計の負担を抑えられる可能性があります。
色々な値上げが家計を圧迫している中、一度電力会社の見直しをすることをお勧めします。
その際に、この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
電力会社はWebサイトなどでサクッと変更できますので、プランで悩みすぎず、ポイントだけをきちんと押さえることで
大幅な節約につながることがあると思います。
もっと良いプランが見つかったら、また変えればよい!くらいな気持ちで。
注意
先日も東京電力が値上げを発表しました。こういった発表時に各電力会社の値上げタイミングが異なる場合があります。(値下げも同様)
いずれは、各社追随することになると思いますが、1か月でも2か月でもお得にしたい方はこの辺りの発表時にはご自身の電力会社(もしくは検討中の電力会社)の発表を確認するようにしましょう。
*ただ、乗り換えは手続きは非常に簡単ですが、切り替えは1か月くらいかかりますのでご注意ください。