投資を始めたばかりの人におすすめの本ありますか?
本が色々とあってどこから手を付けてよいか、迷っています。
今回はこんな質問にお答えしていきますね!
本の紹介だけでなく、実際に読まなくてもポイントが掴めるように各本の解説もしますね。
本記事はこんな人におすすめ
- 投資を始めたばかりの人で、おすすめの本を知りたい方
- 投資スタイルを模索している方
- 投資で不安になったときにバイブル的な本に立ち返りたい方
投資を始めてからコロナ暴落など、怖い思いもしましたが、
資産を倍近くに出来たのは、間違いなくこの本たちのおかげです。
この本を元に自分自身が行っている資産運用はこちら。
【結論】初心者投資家におすすめの厳選3冊
早速ですが、おすすめ3選を発表してします!
絶対おすすめ厳選3冊
- 賢明なる投資家 ベンジャミン・グレアム
- ウォール街のランダムウォーカー バートン・マルキール
- 株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル
どれも長い間、世界中の方に読まれてきた名著です。
長く読まれてきたのには理由があります。
ここからは、読まれてきた理由の詳細をご紹介していきます。
本を読む時間がなく、隙間時間で勉強したい方は、
下記記事も参考にしてみて下さい。
-
おすすめ【Audible オーディブル】投資・お金の勉強おすすめ 14選 (初心者から応用まで)
お金のことを勉強しないと本当に損をします。そんな方を少しでも減らしたいと思い、今回の記事を書きました。 本記事を最後まで読むことで、皆様の人生・生活が下記のように豊かになります。 自分は2018年から ...
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厳選3選に選ぶ理由
賢明なる投資家 ベンジャミン・グレアム
自分の中で一番読み返している本はこちらになります。
理由は、
おすすめの理由
- 投資の神様ウォーレン・バフェット氏の源流を辿ることができる。
- 投資の原理原則を学ぶことができる。(投資・投機の違いなど)
- 自分の投資スタイルを作るベースになる。
①投資の神様ウォーレン・バフェット氏の源流を辿ることができる。
著者のベンジャミン・グレアムは投資の神様ウォーレン・バフェットが
その後の投資活動へ影響を大きく受けたと師と仰いだ方です。
バフェットの今のスタイルとはやや異なってきてはいますが、
バフェットの源流を辿るにはこの本が必読です。
②投資家としての哲学・原理原則を学ぶことができる。
本書では、「投資」と「投機」、「投資家」と「投機家」の違いについて、
下記のように述べられています。
投資と投機の違い
- 投資:詳細な分析に基づき元本を守りながら適正収益
- 投機:上記投資以外のこと
→知識も技術もない。許容を超えるリスクをとる。
投資家と投機家の違い
- 投資家:事業価値に基づいて投資しているので、株価の動きを気にせず、
安心して保有。 - 投機家:他人がお金を払っていることに基づいて株価の変動を予想する。
→簡単にいうと、皆が買っている・売っているで売買の判断をしているという意味です。
『あなたは投資家ですか?投機家ですか?』
自分もついつい、投機家的な行動をとってしまう時があります。
時々、この言葉を思い出し、自分を冷静に保つようにしています。
コロナ発生後しばらくの市場(21年)は、企業の事業価値と比べて、
全体的に株価が上がり過ぎている印象がありました。
ゆえに、個別株は殆ど売ってしまいました。
今思うと、ピーク時に売却でき、正解だったと考えています。
あくまでも結果論ですけどね。
今(2023年5月)も若干、企業実態とかけ離れた動きをしていると感じています。
③投資スタイルのベースを学ぶことができる
本書の中では、”投資”を下記2つで分類しています。
投資スタイル
- 積極的投資:市場平均以上のリターンを狙う
→知識・経験・かける時間が必要 - 防衛的投資:失敗や損失を避ける投資
当然、個人投資家には『防衛的投資』を推奨しています。
本書では、防衛的投資家がとるべき、
「行動」「戦略」「ポートフォリオ」「投資先の選び方」などを
丁寧に、具体的に説明してくれます。
本の値段は高いですが、読む価値は絶対あります。
Audibleの無料期間で聞いてみるのもおすすめです。
ちなみにChat GPT先生は下記のように紹介してくれました。
総合的に言えば、「The Intelligent Investor」は、投資家にとって非常に役立つ情報を提供しており、
投資知識に関する知識を深める上で必読の書です。
ウォール街のランダムウォーカー バートン・マルキール
この本が自分の現在のスタイルに影響しています。
おすすめの理由
- 個人投資家に長年読まれているロングセラー
- テクニカル分析とファンダメンタル分析について学ぶことができる。
- 負けない投資法について学ぶことができる。
- 投資界(ランダムウォーカー)での具体的な3つの戦い方が記されている。
①個人投資家に長年読まれているロングセラー
本書は1973年に出版。
改定を重ねながら第12版まででています。
日々新しい投資本が出ている中で、世界中で長らく読まれている。
長らく変わらない投資の原理原則に触れることができます。
不変の部分と最新の理論が同時に学べます!
なんと、12版には仮想通貨バブルについても記載されています。
②テクニカル分析とファンダメンタル分析について学ぶことができる。
投資参加者の「心理的」な部分に注目するテクニカル分析(バブルもその一種)と
株価の「本質的な価値」に注目するファンダメンタル分析。
未だに、テクニカル分析派 vs ファンダメンタル分析派の論争は見られますね。
この2大流派の歴史的変遷・概要とそれぞれのメリット・デメリットについて学ぶことができます。
③負けない投資法について学ぶことができる。
結論としては、インデックス投資が最も優れている投資法だと記載されています。
その理由を各資産の相関係数や最新のポートフォリオを理論を用いながら、
ロジカルに解説されていきます。
殆どのプロの投資家でもインデックス投資に勝てないという事実があります。
自分も一時期、個別株投資をメインにやっていましたが、
インデックス投資(市場平均)に全く勝てませんでした。
④投資界(ランダムウォーカー)での具体的な3つの戦い方が記されている。
本書で進めている戦い方は下記の3つです。
- 思考停止型
要はインデックス投資をし、寝かしておきましょうということです。
リスクヘッジをするために、インデックス投資、現金、債券など他資産との
分散の仕方についても具体的に記載されています。 - 手作り型
自分で株式を選択する際の具体的な4つのポイントを挙げ、説明してくれています。 - 専門家にお任せ型
紹介はされていますが、あまりお勧めされていません。
理由は上述の通り、プロでもインデックス投資に勝つことが難しいからです。
どの手法も投資にかかるコスト(手数料や税金)にもしっかり目を向けるべきと記載されています。
自分の投資スタイルのベースはこの本からの学びです。
不透明な時代だからこそ、何度も読み返したい本です
株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル
この本をおススメする理由はこちら。
おすすめの理由
- バブルに騙されない理論を学ぶことができる。
- 投資初心者には安心感のある投資スタイルを学ぶことができる。
暴落時に体制のある投資スタイルが学べる
①バブルに騙されない理論を学ぶことができる。
結論としては、投資先の成長だけを見るのではなく、
株価価値(Valuation)と成長性を合わせてみる必要があると丁寧に説明されています。
どんなに成長性のある投資先(国)でも市場の株価価値が高すぎる場合、
勝つことが難しいということです。
過去50年、成長率の高いハイテク株よりも日用品・エネルギーなどの
オールドエコノミーの方がリターンが大きかったという事実も示されています。
少し前のTESLA株やZOOM株もまさに、この理論が当てはまるのかもしれません。
②投資初心者には安心感のある投資スタイルを学ぶことができる。
暴落時に体制のある投資スタイルが学べる
本書では配当を出す会社に投資し、配当の再投資をすることが、
リターンを伸ばす方法だと述べております。
暴落時は保有している株価は下落、お金がどんどん溶けていきます。
その時にしっかりキャッシュとして入ってくる配当はとてもありがたい存在。
株価が下がっているので、配当から生まれたキャッシュで再投資すれば、
多くの株数を購入することができる。→ 配当が増え、更に再投資という
好循環が生まれます。
このあたりの詳細説明がデータを用いながら説明されていきます。
中長期で資産運用していれば、1度や2度暴落に遭遇すると思います。
暴落をチャンスに変えるこの手法は知っておいて損はありません。
自分自身も暴落時の配当には本当に感謝でした!
配当を得る際に税金取られるので資金効率が悪いという話もありますが、
安定重視の方にはおすすめの手法ですね。
自分も投資を始めたころはこの手法を取っておりました。
とにかく、読みやすくてわかりやすい。
そして安心感を得られる投資法なので、初心者の方には特におすすめです。
まとめ(名著を読んで自分の投資スタイルを築きましょう)
いかがだったでしょうか?
最後に今回紹介した3冊でどんな投資スタイルが学べるか、
纏めてみます。
おすすめ3選 | 重視するポイント | 投資対象 |
---|---|---|
1.賢明なる投資家 | 企業の事業価値 | 財務内容が良い企業(自己資本50%以上)←防衛的投資家のケース |
2.ウォール街のランダムウォーカー | 分散投資 | インデックス投資+他資産(債権・現金など) |
3.株式投資の未来 | 配当再投資型 | 高配当銘柄(日用品・エネルギー株などのオールドエコノミー) |
3冊の共通点としては、短期的な視点ではなく、
中長期的な目線で付き合える投資銘柄を分散して選択することが、
負けない投資活動になるといっています。
これらの本に影響をうけて、実際に自分が行っている資産運用はこちら。
「ウォール街のランダムウォーカー」でも述べられているように、
資産運用ではコストを落とすことも大切。
コストを落とすためにはクレカ積立がおすすめです!。
本を読む時間がなく、隙間時間で勉強したい方は、
下記記事も参考にしてみて下さい。
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おすすめ【Audible オーディブル】投資・お金の勉強おすすめ 14選 (初心者から応用まで)
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上記のスタイルを着実に行えれば、リスクを取り過ぎることなく、
安心して資産運用を行えている実感があります。
一緒に頑張っていきましょう。